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2013年5月28日 (火)

赤坂山と子供たち2

 夕方に、現地から電話をもらった。

 比較的詳細な話を聞くことができた。その場で僕は「えらいなあ」と、うなった。

 子供たちは、寒風から福井県側に降りてしまっていた。というか、道を間違えた時点では、どうやら先生を含む集団で入り込んだらしい。が、その後、2人を残して全員が高島トレイル上に戻ったのである。

 ガイドのことや先生の動きまでは詳しく聞いていないが、間違えた地点が分かっているので、もう一歩追求しても良かったように思う。ただし、遭難当日は、捜索隊も2人が迷い込んだ谷には入っており、日没で引き返したようだ。現地の状況が分からないので、不容易な憶測は控えるが、なんにせよ、もう少し先に進んでいれば昨日のうちに2人を発見できたかもしれない。

 2人は谷を降りて滝で行き詰まったようだ。「道に迷ったときには谷を下るな」というのは、こういうところからきている。ここまでは悪いパターンに入り込んでいる。しかしそこからがえらいのだ。、そこでビバークを決め込んだのはえらかった。そしてビバーク後、明るくなってからも、下ろうとはせず逆に登り返し、登れそうなところから尾根に登ったというのもえらかった。腹は減るし疲れているだろうから、さらに下ろうとしてもよさそうなものだ。尾根も相当急斜面で苦労したようだ。

 その後は、報道されているとおりで、自分たちでトレイル上に戻り降りてきた。それもえらかった。

 そんなわけで、団体から故意に外れたことは大いに反省すべきだけれど、その後の行動は素晴らしかったのではないかと思う。

 とまあ、又聞きながら、そんなことを思った。林間学校の小学生だから、登山の基本を知っていたとは思えないのだけれど、ビバーク以後は模範的な行動で、頭が下がる。

 僕のなじみの山域の一つだし、知人も多いので、今日、出てこなかったら、遅ればせながら僕も行くつもりで、万が一僕が見つけたら何を食べさせて何を飲ませて、などと考えていたけれど、いい意味で空振りに終わった。

 えらかったねえ。頑張ったねえ。と、届かぬだろうが、言葉にしてみたくなる僕であった。なんだか嬉しくて、ありがとうとでも言いたくなるのであった。

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