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2015年2月

2015年2月11日 (水)

智恵子抄のこと

今、テレビを見て泣いた。

開店休業中のこのブログだが、せっかくなので、書きおいておきたいと思う。

去年の暮れから今年1月にかけて、高村光太郎と智恵子に入れ込んだ。

去年から山岳雑誌の『岳人』の編集にも携わるようになった。その3月号。この15日に発売される号で「山と詩人」という特集を組んだ。僕好みと言えば、そう言えなくもない特集だ。

『智恵子抄』を読み込み、彼らが婚前に過ごした上高地がのちのちまで、智恵子の死にいたる時まで、その思い出が2人の中に深く刻み込まれていることを知った。

そして、なんとタイムリーなことにNHKの「歴史ヒストリア」で、彼らの話をやっていたのだ。

智恵子の死の間際を描いた「レモン哀歌」。その言葉を何度復唱したことか。そして、テレビで、その時がやってくれば、もう涙なくしては見られない。

「昔、山てんでしたような、大きな深呼吸を一つして、あなたの機関はそれなり止まった」。

その後、数十年が過ぎ、隠遁生活とも言える花巻での山小屋暮らしで、光太郎は「智恵さんがいるから寂しくない」と言ったという。

…久しぶりに僕は泣いたのであった。

それだけの話。

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